カタールW杯、なぜジャイアントキリングが起きたのか?優勝予想!グループステージを瓦落が振り返る

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カタールW杯、なぜジャイアントキリングが起きたのか?優勝予想!グループステージを瓦落が振り返るカタールW杯
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酒好き・料理好き・晩酌好き瓦落ガラですがスポーツ観戦もかなりうるさい”おっさん”です。

FIFAワールドカップを初めてガッツリ見たのは、イタリア大会(1990年)から。

マテウス、クリンスマン、マラドーナ、スキラッチ、バッジョ、バレージ、ガスコイン、リネカー、ロジェ・ミラ、ストイコビッチ、フリット、ファン・バステン、ライカールト、クーマン、ロマーリオ、ベベット、カレカ・・・懐かしい。

当時は、ABEMAとかないので、すべて生放送を見ることになる。

オリンピックもそうだけど、1・2時間の仮眠を取りながら眠い目をこすりながらの観戦。

1994年のアメリカ合衆国大会は、大学生だったのである程度時間もでき、ほぼすべての試合を見た。
決勝のブラジル-イタリア、バッジョのPK失敗・・・懐かしい。

1998年のフランス大会
日本代表が初めて、ワールドカップに出場。
ちなみに、この時から出場国が32か国に。
*次の大会(2026年:カナダ /メキシコの旗 メキシコ /アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)は48か国

それから、日本・韓国大会、ドイツ、南アフリカ、ブラジル、ロシア・・・・

そして今回のカタールワールドカップ(2022)

今朝方、日本代表がスペインに勝ち、決勝トーナメント進出をきめました!

三苫選手のよく追いついた。

ミリ単位のジャッジ。

てか、Jリーグの線審なら、絶対ゴールキックって言ってるねwww

カタールワールドカップ:なぜジャイアントキリングが起きたのか?

今大会のジャイアントキリング

  • グループC:アルゼンチンがサウジアラビアに1-2で敗戦。
  • グループE:ドイツが日本に1-2で敗戦。

サウジアラビア・日本の勝利は、世紀の番狂わせ!ジャイアントキリングと言えるでしょう。

その他、世紀の番狂わせまでではないが、ちょっとした番狂わせとして

  • グループF:ベルギーがモロッコに0-2で敗戦。
    *ベルギーに関しては世界ランク2位と言っても、アザールは輝きを潜め・ロメル ルカクは怪我
  • グループF:フランスがチュニジアに0-1で敗戦。
    フランスは決勝トーナメント進出を決め、ターンオーバーの一戦。
  • グループE:スペインが日本に1-2で敗戦。
    スペインはほぼ決勝トーナメント進出を決め、できれば負けてブラジルのブロックを避けたかった・ターンオーバーの一戦。
  • グループH:ポルトガルが韓国に1-2で敗戦。
    ポルトガルは決勝トーナメント進出を決め、ターンオーバーの一戦。
  • グループG: ブラジルがカメルーンに0-1で敗戦。
    ブラジルは決勝トーナメント進出を決め、ターンオーバーの一戦。

など、想定外なことが多々おきました。

もちろん、過去の大会でも番狂わせは起きています。

コスタリカやカメルーン旋風。

日韓大会で韓国がイタリア、スペインを倒しましたが・・・。

瓦落的に、
今回のカタールワールドカップでのジャイアントキリングは起こるべくして起きたと感じています。

それが、

  • 選手交代5人制
  • 登録メンバーが23人から26人
  • 中3日のスケジュール
  • 短期決戦

になると感じています。

選手交代5人制

すごく簡単に書けば

  • 強豪国は、名選手を中心にそれを活かすサッカー
  • 弱小国は、強豪チームと戦うために組織を強化・強みを活かすシンプルなサッカー

今までの強豪国・弱小国の戦い方はこんな感じでした。

しかし、新型コロナ禍で過密日程を強いられる選手のケガなどを減らすために交代枠を従来の3人から5人に拡大となり、新しい風が生まれました。

選手交代5人制になって初めてワールドカップ。

5人選手を変えられるということは、チームの色をガラっと変えることができます。

強豪国の選手たちは、テクニックはもちろん経験豊富なため、サッカー脳自体もハイクオリティであることは間違いありません。

よって、イマイチ、チームが機能していない状況下で、それなりの対応はできる能力が備わっています。

日本代表のドイツ戦

試合開始直後、日本はいい距離感で攻撃を仕掛け、幸先良いスタートを切りました。

しかし、5分もすればドイツに対応され、日本は劣勢となりました。
この対応力が強豪国の個の判断・強みです。

しかし、後半、フォーメーションを変え5枚の選手交代を行った日本は息を吹き返し、それに対してドイツは対応が後手後手となりました。

従来の3人交代では、多少のフォーメーションが変わったとしても、ガラっと違うチームになるようなことはありません。

交代枠が増えたことによって、経験という対応のキャパを越える事象がジャイアントキリングを生んだ1つの理由ではないかと思います。

また代表戦ということでリーグ戦の交代選手5人とは少し意思疎通・対応も難しかったでしょう。

併せて、登録メンバーが23人から26人に増えたことで、飛び道具も含め選考のバリエーションも増えました。

中3日のスケジュール

従来のワールドカップの試合間隔は中4日が多い傾向。

本来、強豪国に限らず、先発の11人はある程度固定させ、選手交代も最小限というのが監督の理想です。

しかし、今回は、11月の開催となったとはいえ、場所はカタール、そして中3日のスケジュール。

タイトなスケジュールであることは間違いありません。

となれば、過密日程を考えて強豪国は相手関係を見ながらメンバーを変えてくるもの。

また、コンディション作り方も、どの段階でトップレベルに持っていくか?は、監督の考え方次第。
*頂点を狙うチームは、相手によって最初から全開で行く必要はない。

中3日を考えれば、上手に休みたい・休ませたい、これはベンチにいる選手だけでなくピッチにいる選手も同じ。

これがちょっとした気の緩みを生んでしまったのも事実でしょう。

短期決戦

カタールワールドカップに限らず、短期決戦では何が起こるか分かりません。

今回、ジャイアントキリングが起きた

  • アルゼンチン – サウジアラビア
  • ドイツ – 日本

は緒戦で起きました。

強豪国(ドイツ・アルゼンチン)が先制したところから番狂わせが始まりました。

ともに、60%を越えるボール支配率でありながら、

  • サウジアラビア:後半3分・後半8分
  • 日本:後半30分・後半38分

短時間(10分以内)に2失点、一瞬の出来事のように逆転されました。

過去のW杯を見ると、ブラジルなどは予選でじっくりチーム作りという時代もありました。

日本戦のドイツは、強い・上手いはありましたが、連携には若干”?”がありました。
サウジアラビア戦のアルゼンチンは、前半の楽勝の雰囲気から隙が生まれました。

そもそも、

  • ドイツが日本に負ける
  • 特にサウジアラビアがアルゼンチンに負ける

勝ち点1でも番狂わせレベルですから、短期決戦は怖いところです。

  • リーグ戦に求められる監督
  • ワールドカップ(代表戦)に求められる監督

この違いといえるかもしれません。。

カタールワールドカップ:グループステージを振り返る

カタールワールドカップ、グループステージを振り返ると
オフサイト・VARをはじめとしたジャッジに関しては、かなり特徴がありました。

開幕戦でいきなりVARが大活躍

さらに、主審の位置づけが王様から一段下がりました。

VARからの支持が笛に反映されることが多くなりました。

主審がイエローだと思っていなくても、VARからの意見でイエロー・・・。
そんなシーンも見られるようになりました。

アディショナルタイムが長い

カタールワールドカップの大きな特徴としてアディショナルタイムの長さは、今後のサッカーにも大きく影響を与えそうです。

また、エリア内でのハンドに関しても、当たってしまっただけでは取られない。
ジャッジも多く見られました。

さらに付け加えると、
アディショナルタイム中の事象に関しては、あまり考慮されない・時間がプラスされない傾向もみられました。

アディショナルタイム ”5分”
・途中で足をつって、倒れる
・選手交代
などがあっても、50分で試合終了。

本来は更に1,2分プラスされますが・・・

無理しているチームが多い

中3日で行われている予選リーグでありながら、

拮抗した試合が続いたため、第2戦を終えたところで決勝トーナメント進出を決めたのはブラジルとフランス・ポルトガルだけ。

チームによっては固定の11人をいじれないチームも多く、ガラッと選手を変えられない状況になっています。

オランダ・イングランド・クロアチアなどは、ある程度、選手を固定しスタート。

特に日本が次戦う、クロアチアはかなり無理をした予選の3戦
モドリッチはカナダ戦後半41分以外はフル出場。

アルゼンチンも緒戦負けたことでメッシを使い詰め。

逆に、フランス・スペイン・ブラジル・ポルトガルはターンオーバーでコンディション的に有利

我ら日本を見ると、
45分での選手交代も頻繁、選手の故障もあったこともありターンオーバー的に多くの選手を使えている。
他のチームに比べれば疲労困憊という状況ではない感じ。

カタールワールドカップ:決勝トーナメント・優勝予想

カタールワールドカップ、優勝は、日本!!

と応援していますが、実際のところ、そんなに甘くありません。

ということで、日本抜きでまず考えると、

予選リーグから、ブラジル・フランスは抜けているイメージ。

決勝トーナメントのトーナメント表を眺めると、ブラジル・フランス別のブロック。

決勝、この2チームの可能性が高い
ネイマール・ダニーロとも復帰前提。

ちなみに、ブラジルとフランスで見ると
初戦から決勝まで
・ブラジルの初戦が11月24日、順調に進むと決勝は12月18日:25日で7試合の計算
・フランスの初戦が11月22日、順調に進むと決勝は12月18日:27日で7試合の計算
若干、フランス有利。

準決勝から決勝まで
・ブラジルの準決勝:12月13日・決勝は12月18日
・フランスの準決勝:12月14日・決勝は12月18日

今回のカタールワールドカップ自体、タイトなスケジュールであることは間違いないけど、

決勝まで中4日取れる、ネイマール温存効果がプラスになりそうなブラジル有利かなぁ~?!

[スペイン]
スペインは、予選2位ということでブラジルを避け、フランスのいるブロックに。

スペインに関しては、初戦のコスタリカ戦で7-0で勝利

ツィートしたが、仕上がり過ぎが気になる所。

オランダは、ガクポが決勝トーナメントで結果を出すと、今大会のヒーローになる逸材。

アルゼンチンは、中2日(第3節:11/30 28:00/初戦:12/3 28:00)で初戦を迎える、相手も中2日のオーストラリアは救いかもしれないが・・・。

アメリカ・モロッコ・スイスがダークホースだが余力がどこまであるか?

決勝トーナメント進出:日本代表

注目の日本代表だが、
決勝トーナメントに進んだ以上、負けられない。

ただ、アルゼンチン同様、グループステージ1位にも関わらず中2日。
日本:第3節:12/1 28:00/初戦:12/5 24:00
クロアチア:第3節:12/1 24:00/初戦:12/5 24:00

クロアチアも同じ中2日。

メディアでは、ドイツとスペインに勝ったんだからクロアチアも楽勝!
とかいうかもしれないが、

  • テクニックはある
  • 延長・PKを勝ち抜き、前大会”準決勝”
    初戦PK・準々決勝PK・準決勝延長

ただ、上でも紹介した通り、固定メンバーで中3日の連戦。
決して若いチームでもない。

その部分の利は日本にあるかもしれないが

  • 格上であることは間違いない。
  • 難しい試合であることは間違いない。

さらに、分析される。

そこで、どう戦うか?
ドイツ・スペイン戦同様、後半勝負でいいのか?
  • ドイツ戦は、大会緒戦・前半に0-1という展開から、奇策がハマった形
  • スペイン戦は、第3戦ということで相手の出方・他会場の状況などから、最初から行く必要がなかった試合

後半に逆転は同じだが、意味が全然違う。

クロアチア戦を

  • 90分で考えるか?
  • 120分で考えるか?

それ以前に、

  • 故障した選手が戻ってくるのか?
  • 90分使えるのか?

コチラが重要となる。

スペイン戦、結果的に勝ったが、中盤の田中・守田ともにミスが目立った。

スペインはサブチーム・連携も完璧でないチームにあれはいただけれない。

修正してくるだろうが、遠藤航(少し出たが)・酒井宏樹の回復状況が気になる。

基本的には、負けらない試合である以上、120分で考えたいが、優勝を目指すのであれば90分で切りたい。

ただ、後半、相手の足が止まりだしたところに、スピードとテクニックのある選手を入れる形がハマっているのは事実。

基本的にこれを継続か?

守備面では、高さ対策を頭に入れておくことも大事。

先発メンバーは高さないけど、サブにはいる。
クロス・ロングフィードの技術は高いから、何となくクロスに弱いイメージある日本。
次の試合までにケアしておきたいところ。

まぁ、随時、更新していきます。

</瓦落>

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